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2016年4月24日日曜日

第105回 滋賀支部定例会 活動報告

 整形外科リハビリテーション学会 滋賀支部 第105回定例会
『肩関節・股関節の可動域(ROM)測定の問題点と方法について』以上の内容を、当支部の代表世話人の辻修嗣先生(生田病院)にご講義賜りました。

辻修嗣先生(生田病院)


関節可動域表示法ならびに測定法や参考可動域、測定肢位などの細部の注意点などを中心にお話しいただき、新人の先生方には症例を細く評価していく上でのスキルアップに繋がったと思います。また、新人以外の先生方には可動域測定の重要性を再確認していただけたと感じています。そして今回の定例会から感じたことは、隣接関節を固定して何度測定しても同じ測定値を出す難しさを痛感しました。

たかが可動域、されど可動域です。また病院に持ち帰って練習したいと思います。

実技では、立位や座位での肩関節挙上の代償を見抜くことを症例を通して提示していただき、実際に肢位の違いがどれだけ可動域に影響を及ぼすかを確認しました。




さらに1st、2nd、3rd肢位での内・外旋を肩甲骨非固定と固定での違いを確認し、代償がどれくらい入るのか、そしてしっかり肩甲骨を固定する練習を行いました。なかなか苦戦している様子でしたが、ちゃんとできるようになるまで何度も何度も練習していた先生方ばかりで、その姿に刺激を受けました。





そして次に、股関節の屈曲と内転、内・外旋の測定を行いました。何通りもの方法を提示していただき自分にあった測定法、また症例に即した方法を選択するといった点でとても勉強になりました。




定例会の最後には、辻先生からおみやげという名のアプローチ方法まで指導していただき、受講者はお腹いっぱいになったと思います。


当支部の定例会のコンセプトは『シンプルに物事を考え、実践するスキルを身につける』です。治せるセラピストで触診ができない人はいません。『急がば回れ』です。実技指導なども手厚く行っていますので、初めての方もご参加ください。

本日参加された先生方、大変お疲れ様でした。

来月は5月29日に京都にて、京都支部・滋賀支部合同の第2回ベーシックセミナーが開催されます。

次回の6月定例会は『膝関節周囲の触診』『膝関節伸展制限について』を予定しております。

ホームページ、LINEの滋賀支部などでご確認ください。
http://sorshiga.blogspot.jp


投稿者:三倉一輝